2015/09/30

他の人への意見は自分への意見だと思える

28日(月)の午前中は、
「あなたをもっと魅力的に発信する
自分だけのストーリー発掘Skype講座」
の平日午前中コースの1回目の講座でした。

モニターとして
すでに何回か講座を開催していますが、
そのたびに不思議なのが、
参加者の方々に共通することがあること。

やっていることはまったく違っていても、
どこかしら必ず共通点があるのです。

今回ご参加くださった方も、
それぞれやっていることは違うけれど、
「どうしてそれをやるの?」という思いや
「そういうのが欲しかった」という
根底に流れる気持ちがどこか似通っていて、
シンクロがたくさん起きていました。

そうすると何が起こるかというと、
「他の人への意見は自分への意見だと思える」のです。

「目の前で起こる出来事は
すべて自分の意識を反映している」と言われますが、
概念として理解はしていても、
なかなか納得できない人も多いかもしれません。

でも、実際に共通点があってシンクロが起きると、
「◯◯っていうことを大事にしていたんだね」
「そうか、そういう理由でこれをやろうとしているんだね。
だとしたら、もっと◯◯の部分を出していったらいいと思うよ」
という私の言葉が、
相手だけに向けたものではなく、
自分へかけられた言葉だと認識できるようになるのです。

今回ご参加いただいている方々からも、
「◯◯さんに言っているはるなちゃんの言葉が、
なんだか自分に向けられているものみたいだった」
「◯◯さんと自分の共通点があることで、
アドバイスが他人事ではなく自分事になった」
という感想をいただきました。

ストーリーになるものは、人によってまったく違います。
たとえ同じ経験をしたとしても、
それがその人をもっと魅力的に見せるためのストーリーになるかどうかは、
じっくり掘り下げないとわかりません。

でも、何か共通することがあれば、
「他の人へのアドバイスは私には関係ない」ではなく、
「他の人へのアドバイスは私にとってのアドバイス」だと
受け止められるようになります。

そうすると、気づきも学びも深まりますし、
自分に対しての意見が2倍になったのと同じこと。
ストーリーの深まり方も、ぐっと変化します。

今回、まだ1回目の2時間をご一緒しただけなのに、
それぞれがそう感じてくださっていたのが
とても嬉しいことでした。

このあとの2回目と3回目も、とても楽しみです。

「あなたをもっと魅力的に発信する
自分だけのストーリー発掘Skype講座」、
次期は10月末から始まります。

日程はここ2〜3日中にお知らせしますが、
これまでと同様、
平日午前中コース・平日夜コース・土曜日午前中コースと
3つのコースを設けますので、
どうぞ予定を空けておいてくださいね〜。
---
◎工藤春奈のFacebookはこちら

2015/09/25

自分という名の洞窟に宝探しに行く講座


【あなたをもっと魅力的に発信する
自分だけのストーリー発掘Skype講座】は、
現在、モニター価格で受けられる最後のコースを募集しています。

すでにモニターとして
この講座を受けていただいた方からは、
こんな感想をいただいてますよ。

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春奈ちゃんという名ガイドについて行ってもらいながら、
自分という名の洞窟に宝探しに行く講座です。
(宮内尚子さん、薬膳甘酒師、千葉県)
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人生の来し方と行く末が、
しっかり一本につながり迷いが消える講座です。
(きぃちゃん(廣川衣恵さん)、北海道)
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「自分という名の洞窟に宝探しに行く」、って
とってもとっても素敵な表現で、
そんなふうに思っていただけて私も嬉しいな〜。

そうそう、「自分」って、洞窟ですよね。
どんなふうに今ここに来て、
どんなふうにこの先の道がつながってるのか、
自分ではなかなかわかりません。

そんなときこそ、私の出番。

何があったの?
そのときにどう感じたの?
それでどうしてこうしようと思ったの?

そんなことをひとつひとつ確認しながら
その人自身に降りていって
自分だけのキラキラ光る宝物を見つければ、
今まで来た道も、これから行く道も、
とっても愛しく、また心強く思えるはず。

自分にどんなストーリーがあったのかを自覚すれば、
自然に文章を書くときの意識が変わっていく。
そして、自分のどの面を発信していけばいいのかがわかれば、
その文章の力強さも変わってくるんです。

あなたも、
【あなたをもっと魅力的に発信する
自分だけのストーリー発掘Skype講座】で
自分に何があったのか、
何が自分をいちばん輝かせるストーリーになるのかを
見つけませんか?

あなたという人間のストーリーを立体的にして、
足りないところを補い、
あなたのサービスを雄弁にします。

現在募集しているのは、
すこしじっくり時間をかけて学びたい方のための
平日午前中コースのみ。
残席1です。

*平日夜コース・週末午前中コースも、
また10月末から開講していきますね!

現在募集しているコースは
モニター価格29,800円で受講できますが、
その後は通常価格の37,800円となります。

すでにモニターとして受けていただいた方々からの
「意図して書くことの大事さと、
具体的なやり方がよくわかりました」
「自分では気づかなかった自分の思いがはっきりした」
という声のとおり、

この講座をご受講いただくと、

◯誰に、何を、どう見せたいのかを意識しながら
文章を書けるようになります。
◯自分が何を大事にして、どういう理由でやっているかを
明確に発信できるようになり、これまでのお客様に
もっと好きになってもらえます。
◯まだあなたのことを知らない人にも
興味を持ってもらえ、「会ってみたい」と思ってもらえます。

詳細はこちらからどうぞ!
http://yocogao.blogspot.jp/2015/08/blog-post_14.html
(*この日程は終了しました)

2015/09/23

もうまもなく

 ひとつの山が、終わりに近づいているのを感じる。

 今日のうちにやるべき仕事を終えて、ソファをいっぱいに使って寝転び、ブランケットを顎の下まで引っ張りあげてうとうとしていた昼下がり。窓から斜めに差し込む日差しが、千鳥格子柄のブランケットからすこしだけはみ出していた足の爪先をあたためてくれていた。

 一生懸命、これまでにないくらい本気で頑張った。
 それだけは、自分を褒めてもいいと思う。

 さあ、あとはもうまもなく。

2015/09/14

もう、こんな文章は卒業しましょう!

以前、こんな記事を書きました。
ストーリーは違うものを生む?

この文章の核は何かというと、実は、

自分がどんな人間なのかをわかりやすく説明し、
もっと輝けるエピソードを含み、
自分の代わりに雄弁に語る文章を書くことで、
あなた自身を魅力的に発信していきませんか?

あなたとあなたのサービスを
好きにさせてしまう、
「あなたをもっと魅力的に発信する
自分だけのストーリー」を発掘します。」

ということだけ。

でも、これだけじゃ、何にも伝わりません。
私の思いも、背景も、私だけの価値がどんなものなのかも。

このたった8行の文章と、
この記事とでは、伝わるものがまったく違います。

でも、伝わるためには
ただ長く書けばいいのかというと、決してそうではない。
絶対に必要な要素と、
組み合わせることで相乗効果を生む要素があるのです。

そしてその組み合わせ方は、それを書く人によってさまざま。
「自分だけのストーリー発掘講座」では、
あなた自身を丁寧に見て、
いちばん効果がある要素を組み合わせて編集していきます。

自分のサービスや商品を告知するときに
この8行のような文章を書いている方、いませんか?
この講座を受けてほしいのは、そんな方です。

「私には語るべきストーリーなんて何もない」
と思っている方、
そんなことはありません。

今自分でビジネスをしている人には、
誰しも必ず唯一無二のストーリーを持っています。
私にもあるし、あなたにもある。

もう、この8行だけの文章は卒業するとき。
この講座でそのストーリーを発掘して、
あなたをもっと魅力的に発信する文章を書いていきましょう。

詳しくはこちらから◎

2015/09/13

ソルトアンドビネガー味のクリスプス

 イギリスにいた間、私が大好きだったものはクロテッドクリームをこってり塗ったスコーン、ベイクドビーンズ、モルトビネガーをじゃばじゃばかけたフィッシュ・アンド・チップス、そしてWALKERSのソルトアンドビネガー味のクリスプスだった。

 今では考えられないけれど、当時はお米を食べられなくても何とも思わなかったし、日本食が恋しいと思うことも少なかった。これらのうちどれかがあれば延々と食べつづけていたし、ホストマザーには「うちにステイした人の中で、そんなにクロテッドクリームとフィッシュ・アンド・チップスが好きな人はいなかったわよ」と真面目な顔で言われるくらいだった。だから、帰国のときにできるだけたくさんのクリスプスをスーツケースに詰めたのは、私にとってはごく当たり前のことだったのだ。もちろん、大いに笑われたのだけれど。

 日本では、ソルトアンドビネガー味のポテトチップスをめったに見かけない。そのことに多少憤りつつ、でもそれでいいのだとも思っている。日本で自由に買えないことは、つまりあのクリスプスを食べたいと思うたびに、懐かしいイギリスを思い出すことと同じだから。

 以前、高級スーパーで見覚えのあるベイクドビーンズの缶詰を見かけて、とても嬉しかった反面、見なかったことにしよう、と思ったのはそんな理由からだ。地元のブリティッシュパブでときどき食べるフィッシュ・アンド・チップスも、同じだけれどまったく違うもの、あのイギリスの雰囲気の中で食べないと決して同じものにはならないのだ、と頑なに信じている。

2015/09/09

人の思いに触れるとき

昨日の夜から体がだるく、なんか変だな、いつもと違うな、と思いながら早めに寝たものの、朝起きたらひどい頭痛。ロキソニンを口に放り込み、今日は取材に行ってきました。

ある団体の取材だったのですが、もともと名前は知っていて興味があったところ。その内部の方に取材と称して話を聞くことができるのは、ひとえに役得だなといつも思います。今日も「そんな苦労があったの!」とか、「こういうことを目指してやってるんだなあ」と改めて感じたことがたくさんあり、それを存分に伝える原稿を書きたい、と強く思いました。発行されたら、またお知らせしますね。

そして、体調がよくないときに目の前にぶら下げた今日のにんじんは、矢ノ目糀屋さんがはじめた「糀屋カフェたんとKitchen」。ちなみに、我が家の味噌は、矢ノ目糀屋さんの五八味噌を自宅で熟成したものです。

はじめて訪れたカフェは、古いお蔵を改装してできたもの。店構えはどっしりとしていて、こんな雨の日に訪れるのにぴったりでした。

オーダーしたのは、ジェノアという実の部分まで真っ赤なりんごを使ったガレットと、あたたかい甘酒のふたつ。実は私は甘酒が苦手で、普段だったらまず頼まないのですが、今日は体調の悪さもあいまって、「飲む点滴」とまで言われる甘酒を飲んでみようかな、と思ったのです。

運ばれてきたガレットはきちんとそば粉の味がして、添えられたジェノアは、まるで着色料で色づけされたような鮮やかな赤色。バニラアイスとジェノアのヨーグルトアイスもついていて、とっても満足できました。そして挑戦してみた甘酒も、これならいくらでも飲めそう、と思ってしまうほど。苦手な酒粕が入っていないとはいえ、「甘酒」として想像するものとはまったく違うと思えるものでした。

矢ノ目糀屋を経営していらっしゃる由美さんとお話したところ、なんと由美さんも甘酒が苦手とのこと! 糀屋さんでも甘酒が苦手だというのはなんだか意外だったけれど、共通点があって嬉しくなったのも事実。「甘酒が苦手だからこそ、苦手な自分でも飲める甘酒をつくりたい」という思いから、さまざまな麹を試し、現在の麹を使うことになったのだそうです。そんなことを聞くと、ますます大切に飲みたくなってしまいました。

カフェのメニューひとつとっても、「なぜそれを出すのか」という思いがあるものは強いな、と感じた今日の昼下がり。きちんと手をかけられたものを食べて、そしてその奥にある人の思いに触れて、カフェに入る前よりもすこしだけ元気になったのでした。

さて、あとはその人の思いを表現する原稿を書く番。がんばらねば!

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2015/09/07

熱々のミモザ

 あるところに、ウォールナットのドアが印象的なバーがあった。なんでもそのバーでは、熱々のミモザが飲めるのだそうだ。しかもそれを飲めるのはお酒が苦手な人の一部だけだという。お酒が苦手な人の言うことだからと疑う人も多かったが、それでも「熱々のミモザを飲んでみたい」と、そのバーは評判になった。

 そのバーを経営していたのは、細面の顔に黒縁のメガネがよく似合う、40の壁をすこし越えたバーテンダーだった。彼の得意なカクテルはミモザ。しかも、お酒が苦手な人でも飲めるようにと自分なりにすこしアレンジしたレシピを使っていた。

 ある春先、店の近くを散歩していた彼は、黄色くて小さい花をたくさんつけた木を見つけ、目を見張った。自分がつくるミモザと同じ色ではないか。嬉しくなって、こっそり1本手折ってバーに持ち帰り、ガラスの花瓶に活けてカウンターに飾っておいた。そして、その夜に注文されたミモザをつくるとき、その花の花びらをこっそりミモザのグラスに入れた。実はそれが、熱々のミモザの正体だったのだ。なぜ熱々になるのかは彼にもわからない。でも、お酒は苦手でも、自分が好きな客にミモザを注文されたときだけ、彼はそっと花びらをグラスに忍ばせていた。

 ある夜、もうずいぶん酔っ払った客が、それに気づいた。横柄なその男は「おい、なんでその花を入れたりしてるんだよ!入れると美味くなるのか?だったら俺のグラスにも入れさせろよ」と、その花に手を伸ばした。とたんに、青い炎が目の前に現れ、なぜか男は手に火傷を負った。近くに火の気はなかったから、男もバーテンダーも、何が起こったのかわからない。すぐに手を冷やし、近くの夜間救急をやっている病院に付き添い、平謝りに謝った。だが、その男はずいぶん文句を言いながら病院を後にし、その後二度と店に来ることはなかった。

 その後も、同じように火傷をする人がいた。静止するバーテンダーの言葉に耳を貸さず、花に触ろうとした人が決まって火傷をするのだ。不気味なバーだという噂が立った。

 バーテンダーは悩んだ。自分は花に触っても何も起きない。そして、花に触った客が全員火傷をするわけでもない。でも、こんな噂が立ってしまえば、ここで経営し続けるのは難しい。考え込んでいた彼は、あ、と気づいた。触っても火傷をしない客は、自分が、近しく好ましく思っている客だけなのだ。そして、その客たちは、こんな不思議なことがあってもこのバーに通ってきてくれているということに。よし、と彼は心を決めた。この店は閉めよう。そして、自分のことを好きでいてくれる人たちだけが通える、ひっそりした新しい店を構えよう。

 ほどなくして、その店は静かに役目を終えた。熱々のミモザも、煙のように消えてしまった。

 今でも春先になると、時折、熱々のミモザのことが話に上る。それを飲みたいと思う人があのバーテンダーを探すのだが、見つけたという話はいまだにどこからも聞こえてこない。そして、そのミモザを見たことのある客が、「そういえばミモザというカクテルはこんな色をしていた」と言ったことから、現在ミモザと呼ばれている花はミモザという名前になった。

 ミモザの花言葉は、「密やかな愛」なのだという。

2015/09/06

小さな旋律が、大きな交響曲になります

私は、いわゆる絶対音感を持っています。

ある音を聞けば、それが何という音かわかる。
だから、聞こえてくる音を楽譜に起こすこともできるし、
頭の中だけで曲を作ることもできます。

フルートをやっていたときは、
チューニングのときもほぼチューナーいらずでした。
その音を聞けば、基本となる音から
どれくらい高いか低いのかが、聞けばすぐわかるから。

だからこそ、取材してその人の言うことをまとめる
ということができているかもしれません。
本当にその人が思っていることを
どういう表現に置き換えるといちばん伝わるかということと、
楽器をチューニングすることは、
私にとってはとても似ていることだからです。

取材するときにいつも耳を澄ませるのは、
その言葉の奥にどんな思いがあるのかということ。

オリンピックを見れば
勝ち負けよりも「どうしてその競技を選んだんだろう」
ということが気になり、
クラシックのコンサートに行けば
「どういう理由でその楽器を続けているんだろう」
ということが気になり、
自分でビジネスをしている人に出会うと
「◯◯が得意だったからその活動をしているのかな」
ということが気になる私にとっては、

その人の奥にあるストーリーが何よりも大切です。 

どうしてかと言うと、そのストーリーを知れば
その人が好きになり、 
その人のファンになり、 
その人を応援したくなってしまうから。

今まで取材させていただいた方も、
自分ではそれと気づいていなかったけれど
その方自身が発する思いを私が言葉にすることで、
「自分がこんなふうに考えていたってことに改めて気づきました」
「なんで私が考えていることがわかるんですか?」
と言ってくださっています。

自分では気がつかない、
でも自分をもっと魅力的に見せるストーリーは、
誰にでも必ずあります。

私はそのストーリーが発する
小さな旋律を拾い上げ、
その小さな音を、
あなただけの交響曲として
言葉で仕立てていきます。

自分がどんな人間なのかをわかりやすく説明し、
もっと輝けるエピソードを含み、
自分の代わりに雄弁に語る文章で、
あなた自身を魅力的に発信していきませんか?

あなたとあなたのサービスを
好きにさせてしまう、
「あなたをもっと魅力的に発信する
自分だけのストーリー」を発掘します。

2015/09/04

祈るような気持ちで

 山形市内で、いくつか好きな場所がある。今日の午後、チェックしてもらう原稿を送ったらふいにぽっかりと時間が空いたので、そのうちのひとつに行ってきた。

 私が好きな場所は、どこもいい風が吹き抜ける場所だ。今日行ったのは小高い丘で、視界がひろびろとしている。ここに来ると呼吸が楽になるのは、気のせいではないだろう。

 ひとつ、心に決めたことがある。今日は、その場所でそれを誓ってきたかった。くるくるとめまぐるしく変わる天候だったけれど、不思議と私の心は穏やかで、じっと目を閉じて、祈るような気持ちでそれを唱えた。

 進んでいく。自分の道を、自分の足で。


2015/09/02

翻訳者のセッション、受けてみませんか?

あなたにとって、スピリチュアルとはどういうものですか?

神秘的なもの?
興味がある?
それともうさんくさい?

先日、機会があって、
吉岡こはるさんのシグナルキャッチングセッションを受けました。

このセッションをしていらっしゃるこはるさん、
とーっても魅力的な方なんです。

何が魅力かって、ひとつめは、
100パーセントスピリチュアル!じゃないこと。

私にとってスピリチュアルは、
「すごく興味があるけど、100パーセント信じるのは抵抗がある」
ものでした。
スピリチュアルな人、周りにたーくさんいるのにね。

だからこそ、どっぷり浸かりすぎている人は
現実の世界とかけ離れていてふわふわしすぎていて、
それに抵抗を感じていたのです。
「いや、言ってることはわかるけど、
それ現実だと難しいよねえ……?」みたいな感じ。
そして、そう言うと
「そうじゃなくて、こうなんだからこれがいいのよ!」
と言われて、はぁ……とどんどん引いていってしまうところがありました。

こはるさんは、
いったんはご自分の持っていた不思議な力を
「こんなの役に立たない!」って捨ててしまったことがあるそう。
いかに目立たずに、標準であることをがんばったなんていうところは
私ととてもよく似ています。

そして、スピリチュアルどっぷりな人だったらおよそ縁がなさそうな
証券会社の営業という仕事をしていたこともある方。
営業なんて、しかも証券会社でなんて、
もっとも世俗的な部分を見てきているはず。
現実的なところも、ちゃんと持ち合わせているのです。

でも、その1回は捨ててしまった力を
活かそうと決めた今、
こはるさんは、その穏やかで優しい雰囲気とは裏腹に、
ちゃーんと耳の痛いことを指摘してくれます。

そして、それを現実の世界でどう活かすかというところに
きちんとコミットします。
ふんわりしたままで終わることはしません。逃がしません。
もちろん、私も見逃してはもらえず、               
私が課題だと思っていることをどう克服していくかということの答えを
何回も何回も考えなおしました。

でも、「興味はあるけど信じきれない」と思っていた私にとっては、
それを現実に落としこんでいくために寄り添ってくれる
こはるさんのセッションが、とても心地いいものでした。

私が言葉にしていないことまで感じ取ってくれて、
やわらかい語り口調で、わかりやすく伝えてくれる。
例え方がとても上手で、「そういうことか!」と思える。
そして私がスパイラルにはまりはじめると、厳しい言葉でバサッと斬る。

こはるさんがやっているのは、
人が本来あるべき姿と今の姿の違いを読み取り、
本来の姿に戻り、そして前進するために必要なメッセージを
周りのいろいろなものから受け取って、
それを翻訳して相手に伝えること。

翻訳って、ただ言葉を置き換えることだと思われがちだけど、
きっとそうじゃないと思います。
相手に理解してもらうためには、
他の誰かが言ったことを、相手にわかる言葉で、
相手の心に届く言い方で届けなければいけない。
そして、こはるさんは、それが難なくできる人なんです。

だから私、
「あー、やっぱり……」と何回も言った気がします。

もともと課題だと思って伝えたテーマの奥に
もっと大きい課題があったことにこはるさんはすぐ気づき、
私にとってお守りになるような言葉を言ってくれました。
この言葉は、きっとずっと大事にしていく宝物のひとつです。
(聞きたい人は私に直接聞いてね)

セッションを受ける前は凝り固まっていた私の考えが、
受けたあとはふわっとやわらかくなり、
今までになく平らかな気分です。

もともと持っていた課題についても、
セッションを受ける前の「どよーん」とした気持ちがなくなり、
「こうすればいい」というアイデアを自分自身で出せたことで、
それが大きな壁だと思う感覚は、今はまったくありません。

むしろ、「なんであれで悩んでいたのかなあ」と思えるくらい、
穏やかな自分に戻ることができます。

翻訳者、すごい。

私のように、「スピリチュアルには興味はあるけど
ちょっと信じきれないんだよねえ」という方に
真剣におすすめするシグナルキャッチングセッション、
詳しくはこちら

通常は1時間8,000円のところ、
今月末までは、モニター価格として
5,000円で受けられるそうですよ!
興味のある方は急いでねー!

2015/09/01

秘められた約束

 人との別れを経験したときに、必ず思い出す言葉がある。

「あのね、人が出会うときにはどうして出会ったかっていう意味があって、出会ったときに秘められていた約束っていうのが終わってしまうと、もうどうやってもいっしょにいられないんだよ。」
 楓がそのあとふいに私にそう言った。
(よしもとばなな『王国 その3 ひみつの花園』p119より)

 この半年で、私の環境はかなり変化した。ある人たちとは、その前はよくやりとりしていたけれど一切の連絡を取らなくなった。またある人たちとは、まだ親しい付き合いが続いている。そして、またある人たちとは、この半年で一緒に仕事をするようになったりもしている。

 そのたびに思うのだ。この人とはどんな秘められた約束があるのだろう、そして、それはいつまで続くのだろう、と。

 人との別れは、それとわかるときばかりではない。あとになって思い返せば、あのときが最後だった、ということだってよくある。もうそのときには、約束が終わっていたということなのだろう。

 私の中には、あといくつ秘められた約束があるのだろう。
 そして、あとどれだけの人と出会うことができるのだろう。

 今の私は、それを楽しみにしている。