軽いアレルギーで喉がかゆくなるので、果物には食べられないものも多いのだけれど、和梨は別。この季節になると、喜び勇んで食べる。
昨日、夫が22個で600円という格安の梨を買ってきた。福島県産だからこんなに安いのだろうか、という複雑な感情を抱きつつ食べたそれは、果汁をたっぷりと含んでどこまでも瑞々しく、私の喉をすんなり滑り落ちていく。梨を剥くと祖母を思い出すのは、自身も梨が大好きだった祖母が、私が学校を休んでいたときによく食べさせてくれたからなのだろう。
今朝、朝食がわりにまな板の上で半分に割って、はじめて気がついた。小ぶりな梨を半分にした姿は、大好きなミナ・ペルホネンの「ちょうちょ」というテキスタイルにそっくりな形をしているのだった。
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