2016/02/07

工藤春奈が本業

先日、
EテレのSWITCHインタビュー 達人達(たち)
「厚切りジェイソン×金田一秀穂」の回を見ました。

言わずと知れた言語学の第一人者である
金田一秀穂さんと、
"Why Japanese People!?"で大ブレイクし、
昼は芸人、夜はIT企業役員として働く
厚切りジェイソンさんのクロスインタビューです。

ふたりとも、
私にとっては言葉の人なので
見ていてとってもおもしろかった。
「あるあるー!」というところも、
「へええ、そう思うんだ」というところも。

その中でひとつ、
うわー、私もこう言おう、
と思った言葉がありました。

それが、
「生き方が本業」
です。


芸人とIT会社役員、という
一見交わるところのない仕事をしている
厚切りジェイソンさんは、
「本業は何?」とよく聞かれるのだそうです。

厚切りジェイソンさんの解釈では、
「本業」という言葉には、
「人は『人間=仕事』と考えていて、
本業以外のことはできない
という意味がこめられている」
とのこと。

その上で、
「ジェイソンはジェイソン。
全てのことが本業。
生き方が本業」
と言っていたのです。


これ、すごくよくわかる。

以前の会社にいたときは
秘書業務と執筆・校正業務を
どちらもやっていたし、
そもそも執筆と校正だって
どっちが本業なの?って言われたし、
今は取材・執筆をしながら
週1回ヨガも教えてる。

傍から見たら、
「本当は何をやってる人?」
になることもあるみたいです。

でも、私にとっては
どれも矛盾がなくて、
どっちもやりたいことで、
本業って言われても…っていう感じ。


「本業」っていう言い方は、
自分以外の人が自分のことを
「あの人はこういう人だ」
と第一義的に認識するために
使う言葉なのかなあ、
とぼんやり思ったりもしています。

だとしたら、
自分が自分のことを思うには
必要ない言葉。


前回の記事にもつながるけど、
私の本業は
工藤春奈を生きること、
と言い切って生きていきたいなあ。


金田一秀穂先生の本は
何冊か読んだことがあるけど、
厚切りジェイソンさんのこの本
読んでみようと思います。

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