2016/01/31

もっと、私になる

これまでずいぶん、
たくさんの嘘をついてきました。


私のことを
「わりとしっかりしてる人」
と思ってくれている人も多いと思います。

でもね、最近気づいちゃったんですよね。
私、ぜーんぜんしっかりなんてしてない。


そう見られているのだとしたら、
私がその役割を一生懸命演じてきたからです。

なぜだかいつも
そういう役回りになる、と思ってきたけど、
それは無意識のうちに自分で選んだだけ。
「しっかりしてる」って
見られたかったんだと思います。

そしてその理由は、認められたかったから。
それも、自分じゃなく、他の人に。

他人に承認されることだけが、
自分の存在価値を
自分で認められる理由だと思っていたから。

きちんとしてなきゃいけない、
できる人でいなきゃいけない、
みんなに好かれなきゃいけない
って思い込んでました。


だからいつも
「できない・わからないって言いたくない」
って思ってたし、
そのくせ、内心自信があることに対しては
謙遜ぶって
「えー、できませんよぉー」
って言ってた。

演じてるからストレスが溜まって、
そのうち疲れて大爆発するパターン。

楽しそうに結果を出している人が
妬ましいというより憎らしかったし、
それを人間関係にまで持ち込んで、
一方的に嫌ったり
距離を置いたりすることも多々。

いやー、ほんっと嫌味な奴です。笑


今の私は、
忘れ物は多いは、
時間の見積もりは甘いは、
言われたことはすぐ忘れるは、
およそ「きちんとしてる」とは程遠い。

でも私、前よりも自分が好きです。

しっかりしてない自分もいるってこと、
素直に認められるようになりました。




ここ数年、
それまでとの生活が一変する
1年1年を送っています。

それは考えてみると、
ほかの誰かに預けっぱなしにしていた評価軸を
自分の手元にすこしずつ取り戻すような作業。

できないことは「できない」と言って、
できることはちゃんと「できる」と言う、
やりたいことは「やりたい」と言って、
知りたいことは「教えてください」と言う、
ただそれだけでも、
きっと変わってくるんだと思う。


何年か前に
「占い師さんとかが
『あなたはこっちの道に進んだらいいよ』
って決めてくれたら楽なのに」
って言ったこと、今でも覚えています。

たしかに、それは
ある意味では楽なこと。
だけどそれじゃ、私の人生じゃない。


自分のダメな部分も認めて
それでも自分としてやっていく。
それは、私にとっては
「本来の自分になっていく」ことです。

誰かの期待に応えるために演じた
私ではなく、
誰かの期待とは違っても
自分の期待に応えられる自分でありたい。


今年の目標は、
「もっと、私になる」こと。


誕生日という節目の日に、
決意を込めて。


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