2013/02/09

霜を聞く心

 寒き夜に霜を聞くべき心こそ敵に逢うての勝は取るなれ
 大学受験の直前に、部活の後輩たちが激励のために色紙に寄せ書きをしてくれた。そのときに、顧問の先生のひとりが書いてくれた歌だ。なぜだかとても印象に残り、それ以来折に触れて思い出す。文字通り浮き足立っているときでも、この歌を口にすると不思議と気持ちが鎮まるのだ。
 いつでも、どんなときでも、霜を聞く心を忘れないでいたい。それでしか得られないものがあると思うから。

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