2015/09/09

人の思いに触れるとき

昨日の夜から体がだるく、なんか変だな、いつもと違うな、と思いながら早めに寝たものの、朝起きたらひどい頭痛。ロキソニンを口に放り込み、今日は取材に行ってきました。

ある団体の取材だったのですが、もともと名前は知っていて興味があったところ。その内部の方に取材と称して話を聞くことができるのは、ひとえに役得だなといつも思います。今日も「そんな苦労があったの!」とか、「こういうことを目指してやってるんだなあ」と改めて感じたことがたくさんあり、それを存分に伝える原稿を書きたい、と強く思いました。発行されたら、またお知らせしますね。

そして、体調がよくないときに目の前にぶら下げた今日のにんじんは、矢ノ目糀屋さんがはじめた「糀屋カフェたんとKitchen」。ちなみに、我が家の味噌は、矢ノ目糀屋さんの五八味噌を自宅で熟成したものです。

はじめて訪れたカフェは、古いお蔵を改装してできたもの。店構えはどっしりとしていて、こんな雨の日に訪れるのにぴったりでした。

オーダーしたのは、ジェノアという実の部分まで真っ赤なりんごを使ったガレットと、あたたかい甘酒のふたつ。実は私は甘酒が苦手で、普段だったらまず頼まないのですが、今日は体調の悪さもあいまって、「飲む点滴」とまで言われる甘酒を飲んでみようかな、と思ったのです。

運ばれてきたガレットはきちんとそば粉の味がして、添えられたジェノアは、まるで着色料で色づけされたような鮮やかな赤色。バニラアイスとジェノアのヨーグルトアイスもついていて、とっても満足できました。そして挑戦してみた甘酒も、これならいくらでも飲めそう、と思ってしまうほど。苦手な酒粕が入っていないとはいえ、「甘酒」として想像するものとはまったく違うと思えるものでした。

矢ノ目糀屋を経営していらっしゃる由美さんとお話したところ、なんと由美さんも甘酒が苦手とのこと! 糀屋さんでも甘酒が苦手だというのはなんだか意外だったけれど、共通点があって嬉しくなったのも事実。「甘酒が苦手だからこそ、苦手な自分でも飲める甘酒をつくりたい」という思いから、さまざまな麹を試し、現在の麹を使うことになったのだそうです。そんなことを聞くと、ますます大切に飲みたくなってしまいました。

カフェのメニューひとつとっても、「なぜそれを出すのか」という思いがあるものは強いな、と感じた今日の昼下がり。きちんと手をかけられたものを食べて、そしてその奥にある人の思いに触れて、カフェに入る前よりもすこしだけ元気になったのでした。

さて、あとはその人の思いを表現する原稿を書く番。がんばらねば!

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