2015/08/19

透明な本ができるまで

独自のストーリーは、
その商品やサービスを買う理由になります。

今とても欲しいものはいくつかあるのですが、
これもそのうちのひとつ。
Book on Book です。

私は年に150冊ほど本を読みます。
本を読んでいると困るのが、
読みながら何かをしたいときに
本を押さえるためのツールがないということでした。

Macの下に本の端っこを差し込み、
もう片方はまた別の本やらiPhoneやらで
押さえていることが多いのですが、
見た目のなんと無粋なこと。

それに、押さえていることと安定することは違いますから
バサーッと本が閉じてしまったりして、
「わあ、今読んでたページどこ?」となることもしばしば。

そんな経験がある人にとっては、
きっと、このBook on Bookは嬉しい商品だと思います。

私がこの商品に惹かれた理由は、それだけではありません。
商品化までのプロセスが綴られている、
この「7年間の紆余曲折」を読んでみてください。
http://tent1000.com/talk_files/bob_talk.html

この透明な本ができるまで、
どんな思いやどんなこだわりがあって、
どんな人が関わってきたのかがわかりますよね。

私がはじめにこの商品を見つけたときは、
「これいいなあ。
でも、たぶんずっと使えるけど、
ちょっと高いな……」
と感じました。

すぐに「買う!」と決めるには至らなかったんです。

でも、この「7年間の紆余曲折」を読んでしまったら、
もう欲しくてたまらなくなってしまいました。

この商品の向こうに、そんな歴史があったということや
作っている人の顔を知るということが、
購買意欲そのものに直結するんですね。

ただ商品ページを見ただけのときと
このプロセスを知ったあとでは、
あなたの気持ちは、どう違いますか?

何かが違ったとしたら、
あなたも、ストーリーに動かされているのです。


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